なぜ口腔ケアが必要なの
口の中の食事カス、虫歯の菌などが胃に入らず、肺に入ってしまい炎症を起こすことを誤嚥性肺炎といいます。
食事中むせたりしていることは多くありませんか?
むせるときに正常ならば胃に入るところが介護が必要な方などは肺に入ってしまうことが多くなります。
それだけでなく、寝ている間に唾液とともに肺に入ってしまうことが多いこともわかってきました。
高齢者の死亡の原因に肺炎は4位に入ります。
以前は原因不明の微熱が続く、特に何もしないでいても急に熱を出し医者から肺炎と診断されることも多々ありました。
誤嚥性肺炎
老人性肺炎は誤嚥性肺炎とも言われ、いわゆる“むせる” ことによって引き起こさ れる、老人の死亡原因の第1位に上げられる病気です。飲食物を飲み込む能力が低く なった人が多くかかり、一度なると難治性で、再発を繰り返します。
肺炎の原因になる菌は口の中に潜む、ごく普通の菌たちです。いつもは悪さをしな い菌たちが肺炎を引き起こさないようにするには3つのことが重要と言われていま す。
@口の中の清掃=口腔ケア
歯垢の除去を心がけ、できないようならばうがいを頻繁に行うと良いでしょう。
舌の清掃にも心がければなお良いと思います。
担当の衛生士に相談してみましょう。
A食事
水気が多い食べ物はむせやすいものです。
市販のとろみなどを利用してむせるのを予防しましょう。
また、体力が落ちるのは一番の大敵です。三度の食事は欠かさずにしましょう。
Bリハビリテーション
のどの筋肉が衰えてきた方などはこの方法が一番良いと思います。
具体的には
1.大きく息を吸い込み息を止める
2.つばを飲み込む
3.大きく息を吹き出す
これを初めは3回ぐらいから初めて行くのが良いと思います。
そのほかにも口腔ケアによって65歳以上の在宅介護高齢者190名を対象に、週1回の口腔衛生指導を行ったところ、6ヶ月の介入により、口腔ケア実施群においてインフルエンザ発生率を10分の1に抑えることができた。また、トリプシンプロテアーゼ(TLP)(インフルエンザウイルスの活性化にかかわる酵素)の活性にも有意な差が見られました。
歯ブラシによる5分間の口腔内刺激により嚥下、咳反射が戻りました。また、2年間のうちにケア群では誤嚥性(老人性)肺炎が40%減少しました。
以上のように、日常生活に口腔ケアを取り入れることで生き生きとした生活を取り戻すことが出来ることが実証されています。

